甘党な僕
「カフェで朝ごはん食べたいな」
彼女がそう言うから、僕らは30分バスに乗って、お気に入りの店までやってきた。
オープンサンドにフルーツやデリを盛り合わせる彼女に対し、僕の目当てはあまいクロワッサンサンド。
この魅惑的な代物にかぶりつこうとした瞬間、彼女が予期せぬ話を切り出した。